研究/論文初出 9/13 09:40
熊本地震の地震波解析(その2):P波のAI解析結果をさらに数理モデルで解析
https://zenn.dev/topics/ai/feed2026/9/13
AI要約
熊本地震の地震波解析(その2)として、前回解析したP波のAI解析結果をSKHASH(数理モデル)でさらに解析し、震源球の推定を試みる記事。USGS開発のPythonパッケージSKHASHの概要も紹介する。
AI要点
- 熊本地震の地震波解析において、前回AI(RPNet)で解析したP波初動極性データに対し、USGS開発の数理モデルツールSKHASHを用いて震源球の推定を行う。
- SKHASHは、複数の観測点で得られたP波初動極性などから、観測結果と矛盾しない断層面の向き(Strike, Dip, Rake)を推定するPythonパッケージである。
- RPNetが個々の観測点のP波初動極性を深層学習で判定するのに対し、SKHASHはそれらを統合して地震全体の発震機構を推定する役割を担う。
- 解析では、RPNetによる79観測点のP波初動極性データから不確実性の高い1観測点を除外し、残りの78観測点のデータを用いてSKHASHで発震機構を推定した。
- SKHASHのインストールと実行は、Python仮想環境の作成、依存ライブラリのインストール、ソースコードのeditable install、Fortranコンパイラなどのビルドツールの必要性、そして各ノードへのDockerイメージの準備などが含まれる。
なぜ重要か
AIと数理モデルを組み合わせることで、地震波初動極性データからより詳細な震源メカニズム(発震機構)を推定可能になり、地震発生メカニズムの解明や防災・減災への貢献が期待される。